ナレーターメルマガ

極細木スガ子の
きっぱり言うわよ!

 

 [ 第1部 新人編 ]  第2夜

色々あるのヨ、
マネージャーにも

-前編-

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 (2006年6月15日ナレーターメルマガ9号より)

 
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 見ないようにしてたワ

 
「だってアタクシ達マネージャーは、”養成所でなにやってるか”知らないもの」
 
季節としては少し遅い山ウドをつまみながら、女帝と呼ばれる伝説のマネージャー極細木スガ子は続けた。

「アタクシ達にはアタクシ達の、日々の業務がありますから」
 
当たり前といえば当たり前のことではある。
 
だがしかし。
 
私ははやる気持ちをおさえつつ二の句をつぐ。

「養成所での受講態度などは問題にならないのですか」

「うーん…まあ一応配られるプロフィールに、態度だとか、伸び率だとか、講師のメモ書きなんかがあったりは、するわね。でもアタクシは見ないようにしてたワ」
 
なぜだ。
 
私は一生懸命、養成所に気に入られるため、あらゆるものを犠牲にしてきた…それは審査に影響するとばかり思っていたのに…。
  


 

知らない先生にいくら奨められたって

 
「だって、私がいた事務所では、マネージャー陣は”養成所の先生のことあんまり知らなかった”もの。どなたが誰なのかどんな人なのかとか」
 
「ええ?」
 
「規模の大きい養成所ほど、講師は常駐型になりがちでしょう?すると現場のアタクシ達とはなかなか出会える機会もないのが本当のところよね。そんな知らない先生にいくら奨められたって、アタクシはなんとも思えないんですもの。中には先生を信頼するタイプのマネージャーもいるけどサ。それに」

驚愕を隠せずにいる私を尻目に極細木は続けた。
 
「プレイヤーである以上、過去はどうでもいいはずでしょう。先生の好き嫌いや、養成所と事務所の関係や、そういうややこしい事を抜きにして判断する為に、アタクシは、所属審査の時のプレイだけをフラットにみるようにしてるワ。もちろん、プレイヤーのためにそうしてきたつもりですよ」
 
プレイヤーのため?
 
今ひとつピンとこないのは私の過去が輝かしいものではなかったからだけなのか……?