ナレーターメルマガ

小さな奇跡

File.17 加藤有生子

自分を生きる、自分を生かす

 - 前編 -

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ナレーター加藤有生子

 (2016年9月8日ナレーターメルマガ313号より)

 
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その道は

 
この春、TBS NEWS23の帯ナレーションの座をつかんだ加藤有生子。
 
アラフォー。マイク乗りの良い伸びやかで柔らかなアルトの声。落ち着いたフラットなナレーション。
 
ストレートの読み手として評価されつつある。

声優としても順調に歩んできたかに見える彼女。その道は必ずしも幸せなものではなかった。
 
深い谷をさまよい、不幸をパワーに変換して這い上がった自覚があった。「ネガティブの女王」そのくらいに迷い苦しんだ。
 
辞める辞めないの間を揺れ続けてきたのだ。
 


 

遅い転機

 
20代は「平凡な家庭を持ち子供を作る」そんなささやかな夢を持つ普通の銀行OLだった。
 
転機は突然にやってきた。父が保証人になり大きな借金を抱えてしまう。当時付き合って結婚を夢見ていた彼氏には、すでに婚約者がいた。

突然の出来事だった。長い涙は世の中の理不尽さに対する怒りに変わり、それまで歩んできた人生のルールから外れる決意をした。

選んだのは声優としての道だった。
 
それは遅いスタート。養成所から運よく入れた大手の事務所。そこで新人として吹き替えの仕事を振ってもらうことになった。
 
しかし現場では舞台出身の声優たちの声の迫力にたじろいだ。
 
「声の迫力がとにかく凄くて、このままではダメだって思ったんです」
 
基礎がしっかりとできてないまま現場に入ったことを後悔した。
 
それから発声に打ち込んだが、それは迷走と空回りの始まりだった。
 


 

マイクが怖い

 
長く辛い30代。
 
「自分はダメだ」というネガティブな思いのまま、売れるでもなく消えるでもなく、その間を彷徨った。
 
「ネガティブな思いを怒りに、それを何とかパワーにして頑張ってはいたんです…」
 
「声優の仕事は、それはそれで心の叫びとしてやっていきたい仕事ではあるんです」

そんな時、若い女性の元へ付き合っていた彼氏が去っていった。

「自分の全てに自信が持てなくなったんです。もう気力もなくなったというか」

体調を崩し、幾度も声優を辞めようと思った。
 
そのたびに、ふらりと入る吹き替えの仕事に救われる。使ってくれるディレクターに貢献したいという思いが支えだった。
 
しかしゆっくりと苦しさは煮詰まっていくばかり。
 
「ずっと絵画修復家になりたいなって思ってました。教会の鐘の音を聞きながらの仕事はきっと心が癒されるだろう、って」

やがて限界がやってきた。

「マイクの前に立つことが怖くなってしまって、、、」

大手の事務所を辞めることを決意した。
 
これで声優の仕事がなくなるなら、それでお終いにしよう。自分の存在意義を再確認するために必要な選択だった。

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