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第5話

路上のルール

前編

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路上のルール1・客層


路上ミュージシャンにとって、道ゆく人これ全て見込み客ということになるのですが、この人たちを「全員同じ」だと思ってはいけません。
 
同じ対応するから、誰もつかまえられないし、つかまえたあとうまくいかなくなるのです。
 
マツコや柱の影おじさんなどの「大物タイプ」以外に、ざっくり4種類の「客タイプ」があります。


 
【無視タイプ】
 

通行人のほとんどがコレ。
路上では99%でした^^;

 
 
【自然災害タイプ】
 

1晩に1〜5人くらいいます。とりつくしまなく怒ってたり、ちょっとアブナい感じとか、とにかく絶大なマイナスをもたらしてくるタイプです。

たいてい近所にお住まいで騒音に怒っていたり、ちょっとアレな感じだったり、とにかく先方として絶対譲れない理由があるので、出会っちゃったからにはもうどうしようもありません。

路上仲間には、この客層と喧嘩をしちゃう人もいましたが、結局警察呼ばれて出禁になるなど、無駄に被害が拡大してしまうことが多かったです。

運が悪かったとさっさと引き下がることが賢明なタイプです。

 
 
【小銭のお客マイナス・タイプ】
 

10円とか100円をくれるタイプ。
くれるんだからいいじゃないか、と思うのは早合点です。この「マイナス」層には、もれなく【おまけ】が付いてくるからです。

◯酔って一緒に歌ってきたり(←他のお客さんを散らしちゃう)

◯「伊勢正三のアルペジオはもっと弦を愛撫するようにだな」とかダメ出しをしながらギターをとりあげようとして来たり

◯スンスン泣き続け、次の曲になっても暗い顔で一点をみつめたままだったり(←避けていく通行人の「みてはいけないものをみた」な視線が忘れられません)

このタイプは主に家出した女子高生などに多かった。

彼女たちは歌ではなく「なんらかに関わることそのもの」に集中しているので、もっともアクティブに、しかも『好意的に』関わってきます。

好意的なので最初は見分けが付かないし、本人にも悪意がないので、結局面倒の方が多かったです。

 
 
【小銭のお客プラスタイプ】
 

思いおこせば路上には、マツコや柱の影おじさん以外にも、時々「きちんとしたお客さん」がいました。

僕を「演歌歌手見習いと間違って」500円〜2000円くらいくれるお母さんたち。

20代後半で「俺は夢を諦めたから」という人。

でもそういう人は、だいたい足を止めずにお金を入れて、さーっと通り過ぎていくんです。

歌が良いか悪いかは関係なく「夢を追ってるってこと自体にお金を払う」って人もいるんだなと感じます。

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