ナレーターメルマガ

読み切り短編集

 - vol.10 -

やってるつもり
という病

前編

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(2015年12月03日ナレーターメルマガ293号より)

ナレーターメルマガ,練習方法

 
下記は、ナレーター専用フォーラムサイト『ナレーションの虎』にかつて寄せられた質問です。
 

【質問】ビビットさとは
【投稿者】すがはら
ナレーションのレッスンや、ボイスサンプルを聞いていただいた方からいただいたアドバイスです。
「ナレーションにビビッドさが足りない」
「感じたまま読めていない」
「映像と向き合っていない」

感じているつもり、向き合っているつもり、イキイキしているつもりですが、まるで、動かない耳を必死で動かそうとしているみたいに、どこをどうすればいいのかがわかりません。

こちらの過去ログを拝見して、「音域がせまいのでは?」というアドバイスを見つけましたので、コピーしたものを録音し、マスターとあわせてきいてみる、ということにもチャレンジしてみたいと思います。

おすすめの練習や、考え方、何かありましたら、是非ご指南お願いいたします!

  

 
さあ虎の答えは?
 


 

マネージャー大窓王の回答

 
すがはらさん、ナレーションの虎へようこそ。

表現することの難しさにぶつかり、迷いの最中にいることと思います。
 


 

「やっているつもり」という病

 
学び始めのプレーヤーに立ちはだかる、大きな壁の一つがこの「やっているつもり」です。
 
自分の想いの中だけでやっていると、ズブっとはまり込んでしまうもの。
 
それを脱するための処方箋を書いておきます。
 


 

1.大きく強調して表現してみる

 
今の状況は意図した表現が、相手に伝わっていない状態です。
 
それは「表現が小さい」からです。

ナレーションのコピー練習をしていると、ついついその内側をなぞることで、表現が小さくまとまりがちです。これがまさしくビビッドさが足りない状態でしょう。

つかんだ特徴を大きく強調してみること。
 
やりすぎかなというくらい振り切ってみるのです。

音域はその一つでしかありません。
 
他のポイントも見つけて誇張していきましょう。
 


 

2.フィードバック

 
次に。
 
大きく振り切った「つもり」ではいけません。
 
誰かに聴いてもらい、それが伝わっているかのチェックを受けること。
 
それらを踏まえ何度も表現の幅を調整していきましょう。
 
また録音して確認することで、自分の耳でも違いを認識できるように鍛えていきましょう。

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