ナレーターメルマガ

弾き語りのマーケッター

この話はナレーションの技術論や収録体験談ではありません。

でも「営業やアピールについて悩む」ナレーターたちへのヒントになれればいいな、と願っています。

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vol.1 「声や喋りをお金にする」

(2011年1月25日ナレーターメルマガ160号より)

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スクールバーズ山上です。

先日ですね、ふと、マネージャー大窓王に「ぼくですね、路上でギター弾いてた当時はマーケティングやってました」などと言ってしまいまして。
 
プロに向かって、ちょっと工夫しただけのことをつい調子にのった言い方をしてしまったので注意されるかと思ったのですが…
 
大窓王は話をきいて「へぇ〜考え方は面白いかもよ」と笑ってくれました。
 
そこで。

 
悩めるナレーターたちのアイデアの基になれないかと、路上での体験を書いてみることにしました。
 
「ナレーターメルマガ」なのに、ナレーション技術論や収録体験談などではないストーリーです。
 
でも「営業やアピールのしかたについて悩んでいる」そんなナレーターたちへのヒントになれないかなと思って書きました^^;
 


 

バイトすらギブアップ

 

それは今から10年ほど前のこと。
 
声優を目指して上京してきた僕ですが、養成所の稽古より何より続かないのがバイトでした。
 
社会生活不適合なもので、ほとんどのバイトがどうしても3ヶ月くらいでギブアップ。
 
やがてほとんどの仕事ができなくなっていくのでした。
 
無職一直線です。
 
そして「ゴハンだけご飯」や「プレーン食パン」に飽きてきた頃。
 
朝9時に寝て夕方17時ごろに起きる日々が定番化してきたころ。
 
僕はそれまで「あくまで趣味」だった弾き語りで収入を得るべく、夜の駅にギターを抱えて向かうことになります。
 


 

まともな技術はない

 
こうして書くと、さもかっこいい話みたいですが…僕、実はですね。
 
まともに【譜面読めない】。
 
そもそも【音の高低もよくわからない】のです。
 
正直、リズム感も微妙。
 
友達と一緒にギターをひいてもリズムがずれるから、嫌がられるくらいなんです。
 
にも関わらず、弾き語りで食べていくことができた理由は、マーケティングのまねごとをしていたからでした。
 


 

時代もよかったけど…

  
当時、週休1日で毎日8時間働いたアルバイト代が月給12万くらいでしょうか。
 
でも「路上の弾き語り」では実働3時間くらいで、下手すると月合計10万円とか(もっと多い時もあったです^^;)稼ぐことが出来たのでした。
  
時代もラッキーでした。
 
当時は「ゆず」が大ヒット。さらにTVの企画で「路上出身アーティスト」なるものも大ヒットしていて、やたらと路上ミュージシャンが流行っていた頃でもありました。
 


 

「少しだけ」考えていた

 
では誰でもなんとかなったんじゃないかというと?
 
ちょっと疑問です。
 
実は、ほとんどの同業者は、僕が知る限り1日せいぜい500円のアガリがあれば恩の字という状況だったからです。
 
なぜ同業者が貧しい中、僕だけ生活が賄えるほど稼げていたか。
 
今となれば、ほんの少しだけ考えに工夫をして、試行錯誤していたのです。やっていたこと自体は、100円をどう1000円にするかという、大変規模のショボいものですが^^;
 
でもそれは、その時なりの『マーケティング』だったのだなぁと思います。